海野りんごの宝塚日記

宮崎在住のヅカオタ・海野りんごの趣味日記。宝塚・マンガ・小説・映画・ドラマ…物語を浴びるのがスキ!

月組「グランドホテル」円盤化してくれてありがとう…( ;∀;)

待って待って待った月組「グランドホテル」。ブルーレイ届いたので早速視聴。ニュース映像や漏れ聞く感想で良いとは思っていたものの、想像の何百倍も良くって涙が止まりません。


 

珠城りょうさんの若き男爵のカッコよさはもちろんなんだけど、愛希れいか様と美弥るりか様がケタ外れに良くって1人拍手喝采でした(特にボンジュールアムールの歌唱後と、ラストのフラムシェンと去るところ)。あとは宇月颯様…あの色気はずるい…

 

いやあもうちゃぴ様がね!娘役を超えていた。だけど、ボンジュールアムールのあの純粋な恋心を出せるのは、娘役だからだとも思う。あー素晴らしかった。素晴らしいと言えば、たま様との死のボレロ。本当に大技が似合うトップコンビですよね…。黒い衣装で踊る2人、これは男爵が死の間際に見た夢なのかな。

 

月組生のフォーメーションにも感動。こりゃ団体賞ですよね。常に舞台に人がいることが、グランドホテルという場所を象徴していたように感じる。

 

そしてラスト、男爵が回転扉から去って幕だと思ったら、もう一回開いてのフィナーレ。現世での生を終えた男爵の旅路というか、濃縮した人生が底にあったと思う。最後のエリザベッタとのダンスはいわゆるタカラヅカではお約束の文法ですが、これがあるから救われるんだよね。死のボレロと対で、これも男爵の夢だと思う。同時に、エリザベッタの夢かな。いつか彼女が真実を知ったとき。それに思いを馳せると胸が苦しいけど。

 

私は5月にムスメを出産したばかりなのですが、だからかエリックにムスコが産まれた瞬間に涙がブワッと吹き出ました。奥さん12時間以上辛かったよね…。だからこそ、ムスコに語りかけるエリックに泣けて泣けて。そうだよね、赤ちゃんの人生はこれから。生と死が交錯するグランドホテルは、まぎれもない人間賛歌でした。あと500回くらい見たい。

 

余談。私は本陣痛始まってから、カルーセル輪舞曲を見た上で(BSでお正月に放送されていたのを録画していた)出産に挑みました。出産前のテンションで主題歌聞いたら泣けて仕方がなかった。まだ見ぬ君へ会いに行こう。第二子があるとすれば、グランドホテル見てから挑む気がします。

AfOのライビュもあたっていると良いな、しばらく遠征できない分、ライビュは積極的に見ていきたい。